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風邪に効く漢方薬。おすすめは?西洋薬と漢方薬のちがいは?

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3連休初日は、大災害・・・。

風邪をひいてしまってダウン中の筆者と家族は、自宅待機をしています。

 

風邪を引いたときのおすすめ風邪薬といえば、筆者のなかでは漢方薬

有名な「葛根湯」以外でも大変お世話になっているので、まとめていきます。

 

季節の変わり目です。同じく風邪でつらい思いをされている方の参考になれば、うれしいです。

 

風邪薬としての漢方薬

風邪を引いてしまったら、皆さんは病院に行って風邪薬を処方してもらいますか?それとも、市販の風邪薬を買ってきて飲みますか?

病院に行く時間がない場合には、市販の薬で済ませる場合があるかもしれません。

今回風邪を引いてしまった筆者の場合は、病院に行く時間がなかったため、自宅に常備している市販の漢方薬を飲んでいます。

 

医薬品の種類

薬には、西洋薬漢方薬があります。

 

西洋薬とは・・・

【指定第2類医薬品】新ルル-A錠s 150錠

【指定第2類医薬品】新ルル-A錠s 150錠

 

 一般的に「風邪薬」といえば、こういう薬が有名かもしれません。

 

痛み止めなら、これとか。

【第1類医薬品】ロキソニンSプレミアム 24錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

【第1類医薬品】ロキソニンSプレミアム 24錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

 

 

これらの薬は、西洋薬です。

 

西洋薬は科学的に作られたもので、病気の原因であるウイルスなどに直接アプローチをします。

薬によって、この病原を殺すのが得意、というものがあるわけです。

そして病気を殺すと同時に、体内も攻撃をくらうことがたまにあります。(副作用)

 

「科学的」というのがキーポイントで、薬が体にどのような作用をもたらし、どのような効果があるのかというのは検証可能であるので、どんな人でも薬をのめば、どの程度の効果が見込まれるのかが予測できます。

 

一方、漢方薬といえば・・・

【第2類医薬品】葛根湯エキス顆粒Sクラシエ 30包

【第2類医薬品】葛根湯エキス顆粒Sクラシエ 30包

 

こういうやつです!

科学的に作られた西洋薬とは異なり、天然の素材を混合して作られ、古くから歴史のある薬です。

 

西洋薬は病原にアプローチしますが、漢方薬は病原に侵されている「人」そのものにアプローチをします。

漢方薬は、人が本来持つ生体防御能を最大限に引き上げるので、人が持つ防衛能力で菌を退治することができます。結果、その人自身の体質改善にもつながります。

しかし「人」は一人一人異なるので、漢方薬を飲んだときの効果も、実際には飲んでみないとわからない、という場合があります。

 

西洋薬と漢方薬にはこういった違いがあるので、

西洋薬を使うときには「どんな症状か(病原か)」を意識し、漢方薬の場合は「その人がどんな人か(体力などは?)」を意識します。

 

西洋薬漢方薬は、使い分けができると理想的だなあと思います。

例えば、「頭痛がして仕事に集中できない」という場合には、西洋薬を飲んでさくっと頭痛を抑え、

「風邪であちこちつらい・・・」という場合には、漢方薬を飲んで自身の体の防御能力を目覚めさせて改善する

というような使い分けを筆者はしています。

 

(筆者の場合は、生理痛にも漢方薬を使用する場合があります!生理痛がひどい方は、「生理痛がひどい」という体質を改善できるので、とてもいい感じです。)

 

漢方薬には即効性がない?

漢方薬は「人」にアプローチするということですが、じわじわと緩やかに改善していくというようなイメージがありませんか?

つらい風邪は、手っ取り早く止めたい!という方もいらっしゃると思います。

 

そんなときには西洋薬の出番なのですが、薬の効果がきれるとまたつらい状態に戻ってしまう。。という場合があるかと思います。

 

そんなときは漢方薬の出番で、一回飲んだら休養!

夜に薬を飲んでぐっすり寝たら、朝にはすっきり治っているということがよくあります。

また、漢方薬によっては、飲んですぐに効果が現れるようなものもあります。

 

風邪のときにおすすめな漢方薬とは?

実際におすすめの漢方薬をご紹介していきます。

葛根湯(かっこんとう)

咳が出る前の風邪は、こちら!

【第2類医薬品】葛根湯エキス顆粒Sクラシエ 30包

【第2類医薬品】葛根湯エキス顆粒Sクラシエ 30包

 

先ほども出てきた、葛根湯がおすすめです。※体力中等度以上

少しでも風邪っぽいなと思ったときに使えます。

 

風邪に負けそうな弱りかけたからだの生体防御能を高めて、風邪を引く前に予防できます!

麻黄湯(まおうとう)

咳がひどく出る風邪で、体力がある方にはこちらの漢方薬がおすすめです。

【第2類医薬品】ツムラ漢方麻黄湯エキス顆粒 8包

【第2類医薬品】ツムラ漢方麻黄湯エキス顆粒 8包

 

筆者は、この漢方薬に何度も助けられています。。

夜にぞくぞくと悪寒がして高熱を出している場合にも、これを飲むと翌朝にはすっきり平熱に戻ります。

 

インフルエンザといえば、西洋薬のタミフルなどが有名ですが、麻黄湯でも治せます。

インフルエンザの場合でも、翌朝すっきりパターンです!(※個人の感想です)

 

銀翹散(ぎんぎょうさん)

熱は下がったけど、のどが痛かったり、激しい咳や頭痛がとまらない方にはこれ。

翹散エキス顆粒Aクラシエ 9包

翹散エキス顆粒Aクラシエ 9包

 

熱は下がったのに、咳が残る風邪というのはありがちだと思います。。

こちらも体力がある方の薬のようです!

 

桂枝湯(けいしとう)

体や胃腸が弱い方の風邪には、こちらの薬が効果的なようです。

【第2類医薬品】ツムラ漢方桂枝湯エキス顆粒 20包

【第2類医薬品】ツムラ漢方桂枝湯エキス顆粒 20包

 

高齢者の方も使える漢方薬です。

 

漢方薬を使う際の注意

ここでは筆者の体験談(&大学時代の講義内容)から、おすすめの漢方薬をご紹介していきました。

「人」にアプローチする漢方は、体質が合えばとてつもなく効果を発揮してくれて、頼りになります。

 

ちなみに西洋薬は、食後に飲む場合が多いと思いますが、漢方薬は食間(食事と食事の間の時間、空腹時)に飲むのが効果的です。

そのため、症状がつらくてごはんを食べる元気がない、、という時にも適しています。

食事をとってしまった場合には、どのくらい時間を空けるとよいのか?というのは、おそらく2時間くらいだと思われますが、

筆者は30分くらいしか空けずに漢方薬を飲むこともあります。

医師に質問したところ、食間というタイミングを気にしすぎず、薬を飲むことが大事だと言っていました。(気にしすぎて薬を飲めなかったというのは避けたいところですね!)

 

何はともあれ、漢方薬の購入を検討される場合には、ぜひ薬剤師さんに相談してみてください。