3連休初日は、大災害・・・。
風邪をひいてしまってダウン中の筆者と家族は、自宅待機をしています。
風邪を引いたときのおすすめ風邪薬といえば、筆者のなかでは漢方薬!
有名な「葛根湯」以外でも大変お世話になっているので、まとめていきます。
季節の変わり目です。同じく風邪でつらい思いをされている方の参考になれば、うれしいです。
風邪薬としての漢方薬
風邪を引いてしまったら、皆さんは病院に行って風邪薬を処方してもらいますか?それとも、市販の風邪薬を買ってきて飲みますか?
病院に行く時間がない場合には、市販の薬で済ませる場合があるかもしれません。
今回風邪を引いてしまった筆者の場合は、病院に行く時間がなかったため、自宅に常備している市販の漢方薬を飲んでいます。
医薬品の種類
薬には、西洋薬と漢方薬があります。
西洋薬とは・・・
一般的に「風邪薬」といえば、こういう薬が有名かもしれません。
痛み止めなら、これとか。
【第1類医薬品】ロキソニンSプレミアム 24錠 ※セルフメディケーション税制対象商品
- 出版社/メーカー: 第一三共ヘルスケア
- 発売日: 2016/04/11
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これらの薬は、西洋薬です。
西洋薬は科学的に作られたもので、病気の原因であるウイルスなどに直接アプローチをします。
薬によって、この病原を殺すのが得意、というものがあるわけです。
そして病気を殺すと同時に、体内も攻撃をくらうことがたまにあります。(副作用)
「科学的」というのがキーポイントで、薬が体にどのような作用をもたらし、どのような効果があるのかというのは検証可能であるので、どんな人でも薬をのめば、どの程度の効果が見込まれるのかが予測できます。
一方、漢方薬といえば・・・
こういうやつです!
科学的に作られた西洋薬とは異なり、天然の素材を混合して作られ、古くから歴史のある薬です。
西洋薬は病原にアプローチしますが、漢方薬は病原に侵されている「人」そのものにアプローチをします。
漢方薬は、人が本来持つ生体防御能を最大限に引き上げるので、人が持つ防衛能力で菌を退治することができます。結果、その人自身の体質改善にもつながります。
しかし「人」は一人一人異なるので、漢方薬を飲んだときの効果も、実際には飲んでみないとわからない、という場合があります。
西洋薬と漢方薬にはこういった違いがあるので、
西洋薬を使うときには「どんな症状か(病原か)」を意識し、漢方薬の場合は「その人がどんな人か(体力などは?)」を意識します。
西洋薬と漢方薬は、使い分けができると理想的だなあと思います。
例えば、「頭痛がして仕事に集中できない」という場合には、西洋薬を飲んでさくっと頭痛を抑え、
「風邪であちこちつらい・・・」という場合には、漢方薬を飲んで自身の体の防御能力を目覚めさせて改善する
というような使い分けを筆者はしています。
(筆者の場合は、生理痛にも漢方薬を使用する場合があります!生理痛がひどい方は、「生理痛がひどい」という体質を改善できるので、とてもいい感じです。)
漢方薬には即効性がない?
漢方薬は「人」にアプローチするということですが、じわじわと緩やかに改善していくというようなイメージがありませんか?
つらい風邪は、手っ取り早く止めたい!という方もいらっしゃると思います。
そんなときには西洋薬の出番なのですが、薬の効果がきれるとまたつらい状態に戻ってしまう。。という場合があるかと思います。
そんなときは漢方薬の出番で、一回飲んだら休養!
夜に薬を飲んでぐっすり寝たら、朝にはすっきり治っているということがよくあります。
また、漢方薬によっては、飲んですぐに効果が現れるようなものもあります。
風邪のときにおすすめな漢方薬とは?
実際におすすめの漢方薬をご紹介していきます。
葛根湯(かっこんとう)
咳が出る前の風邪は、こちら!
先ほども出てきた、葛根湯がおすすめです。※体力中等度以上
少しでも風邪っぽいなと思ったときに使えます。
風邪に負けそうな弱りかけたからだの生体防御能を高めて、風邪を引く前に予防できます!
麻黄湯(まおうとう)
咳がひどく出る風邪で、体力がある方にはこちらの漢方薬がおすすめです。
筆者は、この漢方薬に何度も助けられています。。
夜にぞくぞくと悪寒がして高熱を出している場合にも、これを飲むと翌朝にはすっきり平熱に戻ります。
インフルエンザといえば、西洋薬のタミフルなどが有名ですが、麻黄湯でも治せます。
インフルエンザの場合でも、翌朝すっきりパターンです!(※個人の感想です)
銀翹散(ぎんぎょうさん)
熱は下がったけど、のどが痛かったり、激しい咳や頭痛がとまらない方にはこれ。
熱は下がったのに、咳が残る風邪というのはありがちだと思います。。
こちらも体力がある方の薬のようです!
桂枝湯(けいしとう)
体や胃腸が弱い方の風邪には、こちらの薬が効果的なようです。
高齢者の方も使える漢方薬です。
漢方薬を使う際の注意
ここでは筆者の体験談(&大学時代の講義内容)から、おすすめの漢方薬をご紹介していきました。
「人」にアプローチする漢方は、体質が合えばとてつもなく効果を発揮してくれて、頼りになります。
ちなみに西洋薬は、食後に飲む場合が多いと思いますが、漢方薬は食間(食事と食事の間の時間、空腹時)に飲むのが効果的です。
そのため、症状がつらくてごはんを食べる元気がない、、という時にも適しています。
食事をとってしまった場合には、どのくらい時間を空けるとよいのか?というのは、おそらく2時間くらいだと思われますが、
筆者は30分くらいしか空けずに漢方薬を飲むこともあります。
医師に質問したところ、食間というタイミングを気にしすぎず、薬を飲むことが大事だと言っていました。(気にしすぎて薬を飲めなかったというのは避けたいところですね!)
何はともあれ、漢方薬の購入を検討される場合には、ぜひ薬剤師さんに相談してみてください。