今日もたのしい

退屈な毎日に、ちょこっとプラス

飯塚幸三氏、パーキンソン症候群でドクターストップを受けていた?パーキンソン病との違いは?池袋母子死亡事故を受けて。

f:id:momotan5ma:20191019115238j:plain

今年2019年4月に起きた、悲しい交通事故。

赤信号なのに自動車を運転して歩道に衝突し、若い母子(母:31歳、子供:3歳)の命が奪われるという事件が起きました。

しかし自動車を運転していた飯塚幸三氏は、逮捕もされていないという状況。そこで巷では、何度も厳罰を求める署名運動などが行われていました。

 

そんな自動車事故の張本人・飯塚幸三氏について新たな情報が。飯塚幸三氏は「パーキンソン症候群」と診断され、運転については医師からのドクターストップを受けていたことがわかりました。

パーキンソン症候群」って?「パーキンソン病」との違いも踏まえて、お伝えしていきます。

 

※ご家族や身近な方で高齢者がいる方は、ぜひご確認ください。

パーキンソン症候群やパーキンソン病は、高齢者に多い病気で、知らないうちに罹患している可能性もあります。

これらの病気の知識をつけて、二度と悲しい事故が起きないよう、対策していきましょう。

 

飯塚幸三氏はパーキンソン症候群に罹患していた?パーキンソン病との違いは?

まず「パーキンソン病」とは、神経伝達物質の1つあるドパミン量が少なくなることによって起こる脳の異常の病気です。

脳の異常により、以下のような症状が身体に表れます。

 

1.動作がゆっくりになる、大きな動作ができない(歩く歩幅が小さくなるなど)

2.安静時に、手足が震える

3.手足を動かそうとすると、関節がカクカクする。

4.バランスがとれない(姿勢を崩すと、そのまま倒れてしまう)

 

これがパーキンソン病の4大症状です。

パーキンソン病は、ゆっくりと症状が現れ、最初は手足の震えから始まることが多いそうです。

それに対してパーキンソン症候群の場合は、何等かの脳の病気により、このどれかの症状が急に表れるそうです。

 

主に高齢者に見られ、まれに40代による発症があります。(若年性の発症は、遺伝の可能性も)

病気によって日常生活での動きが不自由になり、たとえばバランス感覚がすぐれないことにより、電車のなかでの転倒・骨折といった事故が心配されますが、

寿命への影響はないそうです。

 

そして池袋母子死亡事故の飯塚幸三氏は、事故当時、パーキンソン症候群と診断されていたことが判明されました。

4大症状のうち、どのような症状があらわれていたのかはわかっていませんが、例えば動作がゆっくりになってしまう症状の場合には、機敏さが求められる自動車運転には不向きだと言えます。

パーキンソン症候群の場合は、急に症状が現れるということで、数ヶ月前までできていたことが今はできなかったりドクターストップを受けたり、という場合があると思います。

急なことで歯痒いこととは思いますが、しっかりと受け止める必要があります。

 

今回の場合も、実際に医師は「運転できない」と診断していたようですから、運転をしてしまった飯塚幸三氏の認識の甘さがあったと推察できます。

 

パーキンソン症候群と道路交通法

ちなみに道路交通法によると、パーキンソン症候群罹患者の運転については制限されておらず、免許の返還も求められていないようです。

運転できる・できないの判断は、パーキンソン症候群の症状にもよるのかもしれません。いずれにしても、医師への相談が大切です。

しかし今回の飯塚幸三氏の場合は、事前に医師に「運転はできない」と判断されていたのです。

 

飯塚幸三氏がパーキンソン症候群?世間の声は?

パーキンソン症候群の場合、お薬による治療がなされます。(手術という選択肢もありますが)

突然眠くなる お薬もあるのですね。

 医師をされている方のコメントも注目されました。

 

 

 

 確かに、ここまで大変な時間がかかっています。

 

 

高齢者運転のリスク

今回の事故を受けて、高齢者ドライバーの自主的な免許返還が話題となりました。

高齢者になると、様々なリスクがあります。

運転に支障が出るリスクとしては、認知機能の低下などが知られていますが、今回の「パーキンソン症候群」についても今後注意していく必要があると思います。

 

二度と悲しい事故が起こらないことを祈ります。